Noriko Takayama PROFILE NOTE SCHEDULE DIARY CONTACT

2024-07-27 00:37:19

20歳代後半くらいから
かなえたい夢をあちこちのアトランダムな
メモ帳とかノートとか、時には紙のきれはしに
かいてそれを「あとでみつけるまでどこに何をかいたか
わからないくらい」アトランダムにしまっておく
というのを遊び感覚でやっているんですが


どこにどんな内容をかきとめたか忘れちゃうから
何年もたってみつけたときに
いろいろ面白いんですけど・・
今日は、心底、驚愕しまして



むかし、17歳から本格的に
ヴァイオリンを志したわたしが
(その瞬間からソリストになると決めていたのですけど)
そのときの志と同じ勢いで
ある夢を走り書きで残してありました。



「叶わなくてもできるだけ大きな夢を」と
ヴァイオリニストになったら弾きたい曲!
とうてい手が届かないかもしれないけど
でもメモに残すのは自由だものネ。
ちょっぴりリッチな夢だからと、妹が
その昔イタリア旅行へいったお土産にくれたぶあつい背表紙の
ピンク色ノートの最後のページに3曲、タイトルがかきとめてありました。
そこにかいた曲名はもちろん、かいた事実ごとそれきり忘れていましたし
そのノートを使っていても最後のパージをめくる
ことも今までなかったのでずっと10数年以上ものあいだ記された文字は
一度も開かれずそこに眠っていました。



それが今日です。
先日父のもとで羽化したアゲハ蝶のことを素敵な出来事として
かきとめておこうと、久しぶりに本棚からだして
いろいろかいて終わって・・ふと何気なくうしろのページをあけたら
なにやら自分でかいてある・・ふむふむ、ん?
え??
となりまして。
それがこのメモです↓

これをみたときの、心底感じた震えは
わたしにしかわからないかもしれないのだけど
つまり星の数といっていいほどある
ヴァイオリンのソロ曲のなかで、昔のわたしが
夢物語をしるすように「これが弾けたらいいナ」と
気楽に記したそれらのタイトルはは、うえからきちんと順番に
実現が叶っていたのでした。しかもこの3年間でキレイに順番に。
2022年の稽古部屋LIVE(中国の太鼓/クライスラー)
2023年の稽古部屋LIVE(スペイン舞曲/ファリャ)


そして先日ふみなさんと決めた2024年の演目としての
サンサーンスの「序奏とロンドカプリチオーソ」は
おとといスタジオ稽古で練習シーンを動画にあげたばかりでした。
しばし、この自分のつたない文字をみつめて
愛しいような不思議な光景をみているような
茫然としていた今日のランチタイムでありました。



「夢はたくさんあるといいんだネ。
人生を拡げていく力になるきっと」

NORIKO☆TAKAYAMA